教員業績データベース |
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言語種別 | 日本語 |
演題 | 遠隔モニタリングにより早期に両心室ペーシングへのアップグレードを施行しえた虚血性心筋症の一例 |
学会名 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形態 | 口頭 |
発表形式 | 一般 |
発表形式名 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 岩井 瑠美, 峰 隆直, 福原 英二, 髙亀 武弘, 杉谷 味保, 飛田 祥伸, 山崎 裕司, 北谷 祐季, 上出 歩美, 西和田 紗妃, 木村 政義, 石原 正治 |
発表年月日 | 2023/09/08 |
開催地 (都市, 国名) |
東京 |
開催期間 | 2023/09/08~2023/09/10 |
概要 | 症例70代、男性。15年程前に陳旧性心筋梗塞に対して冠動脈バイパス術(CABG)を行なった。その後労作時に動悸、気分不良を自覚し低左心機能、症候性の持続性心室頻拍を認めたため、左鎖骨下よりDDD型植込み型除細動器(ICD)植込みを施行した。
植込み直後の心電図は、心房ペースメーカ洞調律であり、PQ時間 170ms、 QRS時間 120 ms, 左脚ブロックであった。その後遠隔モニタリングを導入し、不整脈やそれに対する ICD 作動状況の確認を行なっていた。植込み4年後遠隔モニタリングで1度房室ブロックが確認され、本年発作性房室ブロックが認められ、心室ペーシング率が僅かに上昇していた。心電図は、心房ペースメーカ洞調律、PQ時間 400ms、QRS時間 130msであった。 近年、Block HF試験により高頻度心室ペーシング依存例では積極的に両心室ペーシングにアップグレードすることが推奨とされている。しかし植込み時から心室ペーシング依存の可否を予測することは困難である。今回、遠隔モニタリングシステムを活用することで早期に両心室ペーシングへのアップグレードを施行しえた虚血性心筋症を経験したので報告する。 |