教員業績データベース |
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言語種別 | 日本語 |
演題 | サイドヘリックス付き左心室リードのフォローアップ |
学会名 | 第68回日本不整脈心電学会学術大会 |
主催者 | 日本不整脈心電学会 |
学会区分 | 国内学会 |
発表形態 | 口頭 |
発表形式 | 一般 |
発表形式名 | 一般 |
発表者・共同発表者 | 岩井 瑠美, 峰 隆直, 福原 英二, 北垣 諒, 飛田 祥伸, 山崎 裕司, 北谷 祐季, 上出 歩美, 木村 政義, 石原 正治 |
発表年月日 | 2022/06/09 |
開催地 (都市, 国名) |
横浜 |
開催期間 | 2022/06/08~2022/06/11 |
概要 | 【目的】両室ペーシング治療(CRT)において左心室リード留置の際にリード固定や横隔神経刺激回避に難渋
するケースがある.そのため近年,左室リード固定のため機構であるサイドヘリックスが付いた左心室リード (Attain Stability™Quad:ASQ)が使用可能となり,冠静脈枝近位部などの従来は固定困難であった部位に留置が可能 となった.しかし,実臨床においては本リードに関する閾値,抵抗などの中長期にデータはいまだに少ない. 【方法】2019年9月から2021年8月の間にCRT を受けたASQを使用した15例(ASQ 群)と従来の左心室リード(非 ASQ 群)を用いた15例を対象とした.各症例において植込み時および術後3,6,12か月後のリードデータを比較検証 した. 【結果】ASQ 群で植込み時リード閾値は14例:1.22±0.45V/0.4ms,1例;1.75V/1.0ms,リード抵抗658±334Ωであった. 非ASQ群で植込み時リード閾値は14例:0.95±0.48V/0.4ms,1例;1.125V/0.6ms,リード抵抗627±202Ωであった.フォ ローアップ中,リード閾値はASQ 群において2例,非ASQ 群で1例上昇を認めた. 【結論】ASQ 群は左心室リード留置の際にリード固定や横隔神経刺激回避にすぐれているが,従来の左心室リー ドと同様に経過観察が必要である |