教員業績データベース |
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言語種別 | 日本語 |
演題 | 透視装置更新時における被ばく低減への取り組み |
学会名 | 日本不整脈心電学会 第1回近畿支部地方会 |
主催者 | 日本不整脈心電学会 |
学会区分 | 地方会等 |
発表形態 | Web発表 |
発表形式 | 一般 |
発表形式名 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎岩井 瑠美, 峰 隆直, 福原 英二, 北垣 諒, 飛田 祥伸, 山崎 裕司, 北谷 祐季, 上出 歩美, 石原 正治 |
発表年月日 | 2021/12/18 |
国名 | 日本 |
開催地 (都市, 国名) |
Web開催 |
開催期間 | 2021/12/18~2021/12/18 |
概要 | 【目的】不整脈や虚血性心疾患に対するインターベンションの増加に伴い治療を受けた患者のみならず医療従事者の放射線障害の報告が多く挙げられている。当院では2021年3月に心臓血管撮影装置である透視装置の更新を行なった。これに合わせて我々は透視装置変更等による被ばく低減を検証した。
【方法】今回,カテーテル治療で使用している血管造影室の透視装置(Allura Xper:Philips)と新装置(Azurion7 C12:Philips)と旧装置の基準線量測定し比較を行なった。 【結果】装置基準透視線量率は,新装置 8.1mGy/min,Allura 18.8mGy/min,旧装置 22.0mGy/minとなり,新装置は当院に設置されているAllura,旧装置と比較して半分以下となった。装置基準撮影線量率は,新装置 0.81mGy/sec,Allura 2.29mGy/sec,旧装置 5.30mGy/secとなり,新装置は当院で設置されているAllura,旧装置と比較し約1/3~1/7以下となった。アブレーション治療においてPVI時と非PVI時ともに新装置は旧装置と比較し有意差をもって低線量であった。装置線量低下は,新装置の画像処理エンジンの進化により,フレームレートを低下させバイプレーンからシングルプレーンにすることで低下した。 【結論】透視装置更新により,透視,撮影ともに更新前の装置と比較して低線量化した。 |