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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臼蓋形成不全に対する棚形成術後,関節症の進行を認め,curved periacetabular osteotomyを行った一例 |
掲載誌名 | 正式名:Hip Joint ISSNコード:03893634 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本股関節学会 |
巻・号・頁 | 49(2),607-10頁 |
著者・共著者 | 松前 雄大, 岡久 昇平, 新津 早織, 合志 有葉, 藤原 勇輝, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2023/08 |
概要 | 症例は33歳女性で、右股関節痛を主訴とした。24歳時に右臼蓋形成不全に対し棚形成術の既往があった。画像所見ではCE角(R/L)が15°/13°、ARO(R/L)が14°/18°と臼蓋形成不全を認め、さらに右股関節裂隙狭小化・骨嚢胞・関節面の関節症性変化を認め、進行期股関節症と考えられた。Multi-axis C-arm CTを使用しNaitoらの方法に準じてcurved periacetabular osteotomyを行った。術中CTにて骨切り高位と坐骨ノミの深度の確認、および彎曲ノミが坐骨切痕と関節の間を通り坐骨骨切り部に向かっていることの確認を行った。腸骨骨切りの際は骨嚢胞より5mm以上頭側より彎曲ノミを挿入し、骨嚢胞に対してドリリングを行った。術後のX線でCE角が31°、AROが3.4°と改善を認め、modified Harris hip scoreは術前71.5から92.4へ改善した。術後3ヵ月で後柱骨折のため右臀部痛が出現したが、術後4ヵ月で消失し、恥骨の骨癒合は遷延して術後1年3ヵ月で認めた。 |
文献番号 | X921100003<Pre 医中誌> |