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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 経硬膜的に切除し得た巨大石灰化胸椎椎間板ヘルニアの1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(2),177-8頁 |
著者・共著者 | 阪本 一平, 圓尾 圭史, 有住 文博, 木島 和也, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 48歳男。当科受診の約1年前に両下肢の疼痛・痺れが出現し、近医で保存的治療を受けていたが症状は増悪し、MRIで胸椎病変を指摘され、精査加療目的に当科紹介受診となった。単純X線でT7/8椎間板腔の石灰化を認めた。MRIでT7/8に脊柱管を腹側から圧迫する病変を認めた。CTで同部位に石灰化を伴う腫瘤性病変を認めた。これらの所見から、胸椎後縦靱帯骨化症と診断し、T7・8の椎弓切除術とT5~10の後方固定術を施行したが、術後の画像検査で腫瘤性病変と脊柱管の圧迫が残存しており、硬膜内に腫瘤があると判断して追加手術を行った。硬膜を切開すると腹側硬膜の膨隆がみられ、腹側に押し出すと前側方に黄白色内容物が排出された。腹側硬膜を切開して内容物を摘出し、摘出標本の病理組織所見から石灰化胸椎椎間板ヘルニアと診断した。追加手術後に症状は改善した。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.177 |
文献番号 | 2022225301 |