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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 人工股関節置換術後に成人脊柱変形が増悪し広範囲脊椎固定術を施行した1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(2),195-6頁 |
著者・共著者 | 波多野 克, 圓尾 圭史, 西尾 祥史, 中村 佳照, 中村 吉宏, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 80歳女。右側の大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折に対して右THAを行い、術後にアライメント不良が徐々に進行し、姿勢異常と歩行困難が増悪した。術後4年時にはCobb角47°、Apical vertebral translation(AVT)65mm、Lumbar lordosis(LL)17°となったため、脊柱矯正術を施行した。ニ期的に施行し、まず側方進入腰椎椎体間固定術を行い、1週間後に骨盤後方矯正固定術を施行した。結果、Cobb角は12°、AVTは15mm、LLは35°に改善し、姿勢異常と歩行困難も改善した。本例の経験から、THA術後患者における脊柱変形矯正手術では、術前計画において腰椎前彎の過矯正を避けることで前方インピンジメントと後方脱臼のリスクを低下させることができ、術前計画では冠状面・矢状面アライメントへの配慮が重要と考えられた。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.195 |
文献番号 | 2022225310 |