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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腰椎椎体骨折後に姿勢異常が増悪したパーキンソン病患者に脊柱再建手術を行った2例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(2),217-8頁 |
著者・共著者 | 辻 芽依, 吉江 範親, 圓尾 圭史, 有住 文博, 木島 和也, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 症例1は73歳女で、2年前にL3椎体骨折と診断され、保存的に加療されていたが、徐々に左大腿部痛が出現し、1年半前に腰椎椎弓切除術を施行された。その後、腰曲がりと歩行障害が増悪し、手術目的で当院に紹介された。立位全脊椎単純X線の側面像でSVA 230mm、LL -37°、PT 60°と著明な腰椎後彎を認め、CT検査でL1陳旧性椎体骨折とL3椎体の偽関節を認めた。手術はニ期的に行い、初回手術で胸椎骨盤矯正固定術(T2-骨盤)とPonte osteotomy、L4/5とL5/SのTLIFを施行し、1週間後にL3 CorpectomyとL1/2 XLIFを施行した。結果、術後alignmentはLL 47°、PT 15°と改善した。症例2は76歳女で、ランニング中に転倒し、L3椎体骨折を受傷した、保存的に加療されていたが、徐々に体幹傾斜と腰痛が増悪し、手術目的で当院に紹介された。立位全脊椎単純X線の正面像でTh12-L4左凸37°の側彎と右側への斜傾を認め、C7-CSVLは109mmであった。側面像ではLL -3°、SVA 180mmであり、CT検査でL1・3陳旧性椎体骨折を認めた。手術はニ期的に行い、初回手術でL2-5 XLIF、1週間後に胸椎骨盤矯正固定術(T9-骨盤)を施行した。術後alignmentはC7-CSVL 12mm、LL 55°と良好であった。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.217 |
文献番号 | 2022225321 |