教員業績データベース |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 中年の大腿骨骨幹部に発生した小細胞型骨肉腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:整形外科 ISSNコード:00305901 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)南江堂 |
巻・号・頁 | 73(5),446-9頁 |
著者・共著者 | 長尾 和磨, 麩谷 博之, 鈴木 伸芳, 澤井 龍生, 井出 良浩, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/05 |
概要 | 症例は44歳女性で、右大腿部痛を主訴とした。2年前より自覚していた右大腿部痛の増悪にて紹介受診し、単純X線像では右大腿骨骨幹部中央に骨膜反応を伴う骨溶解を認め、切迫病的骨折の状態であった。MRIではT1強調画像で分葉状の低信号、T2強調画像で軽度高信号、造影T1強調脂肪抑制画像で不均一な増強効果を示す領域(37×38×50mm)を認め、Positron emission tomography-CTでは病変部に一致して18F-フルオロデオキシグルコースの異常集積を確認した。切開生検による病理組織学的所見では小円形腫瘍細胞や腫瘍性類骨形成を認め、鑑別目的で遺伝子検索を行った結果、Ewing肉腫は否定的であり、小細胞型骨肉腫と診断した。中年の大腿骨骨幹部に発生したまれな小細胞型骨肉腫に対し、通常型骨肉腫に準じて治療を行い、術後6ヵ月で局所再発や転移は認めていない。 |
DOI | 10.15106/j_seikei73_446 |
文献番号 | 2022232028 |