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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 頸椎椎間板ヘルニアによる頸髄損傷後に生じた股関節異所性骨化の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(2),307-8頁 |
著者・共著者 | 高木 啓, 増本 吉伸, 森山 徳秀, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/03 |
概要 | 症例は29歳男性で、両下肢麻痺を主訴とした。神経学的所見、画像所見よりC6/7の頸椎椎間板ヘルニアによるFrankel分類Aの完全麻痺と診断して頸椎前方除圧固定術を行い、術後頸椎MRIでヘルニアによる頸髄圧迫は改善していた。術後2ヵ月で股関節の異所性骨化が左優位に出現し、左股関節可動域低下に伴って坐位保持困難となり、仙骨部に褥瘡形成を認めた。異所性骨化部の骨熟成とALP値の正常化を確認した後に骨化巣切除術を行い、術中、左大腿回旋動脈が骨化部に侵入していたため、骨化巣を数cm程度の小片に砕いて切除し、病理組織検査は異所性骨化として矛盾しない所見であった。術後は端座位が可能となり、仙骨部の褥瘡も完治したが、骨化巣切除後2ヵ月程度で異所性骨化の軽度再発を認めている。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.307 |
文献番号 | 2022234443 |