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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 胸腰椎破裂骨折に対する後方矯正固定術と椎体形成術の併用効果 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(4),613-4頁 |
著者・共著者 | 堀之内 豊, 宮脇 淳志, 長濱 史朗, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/07 |
概要 | 胸腰椎破裂骨折に対し、Schanz screwをレバーアームとして後縦靱帯のリガメントタキシスで整復し、罹患椎体に椎体形成術を行い固定した群(9例:VP群)と、術中4点フレームによる体位での矯正のみで椎体形成の操作を行わずpedicle screwで固定した群(8例:NVP群)とで、術前後・抜釘前・抜釘後2ヵ月時における罹患椎体の「椎体楔状角」「局所後彎」を比較検討した。結果、「椎体楔状角」は抜釘前のみ有意な群間差が認められ、NVP群のほうが大きかった。「局所後彎」はいずれの時点においても有意差は認められなかった。「椎体楔状角」の変化量を群ごとにみると、VP群では手術で平均10.1°矯正されたのち抜釘までに0.2°の矯正損失、抜釘後に0.6°の損失が起こり、総矯正損失は0.8°であった。NVP群では手術で平均5.3°矯正されたのち抜釘までに1.7°、抜釘後に0.3°の矯正損失が起こり、総矯正損失は2.0°であった。これらの結果から、後方矯正固定術に椎体形成術を併用し罹患椎体の終板を整復することで椎体間変性が抑制され、最終的に矯正損失が抑えられることが示唆された。代表例としてVP群の1例を提示した。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.613 |
文献番号 | 2023010292 |