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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | ギオン管症候群の病態把握に電気生理検査が有用であった1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(4),571-2頁 |
著者・共著者 | 岡田 文明, 橋本 耕太郎, 山浦 鉄人, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/07 |
概要 | 71歳男性。左手指に力が入らないことを主訴に当科へ受診となった。左手関節部MRIでは左ギオン管部にT1でLIA、T2でHIA、STIRでHIAが認められた。また、神経伝導速度検査を行ったところ、左尺骨神経刺激MNCはADM導出、FDI導出ともにCMAP振幅の低下が認められた。以上、これらの所見を踏まえて、本症例は左ギオン管症候群と診断され、手術行った結果、症状は改善し、術後5ヵ月の電気生理検査では左尺骨神経刺激ADM/FDIのCMAP振幅の増加が確認された。本症例は術前の電気生理検査で津下分類III型、Olney分類II型が予想され、術中所見と一致したことから、術前の電気生理検査はギオン管症候群の病態把握に有用と考えられた。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.571 |
文献番号 | 2023080575 |