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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 歩行障害・意識障害を認め診断に難渋した正常圧水頭症を伴う硬膜内髄外腫瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(5),733-4頁 |
著者・共著者 | 赤井 俊介, 楠川 智之, 吉江 範親, 有住 文博, 圓尾 圭史, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/09 |
概要 | 症例は69歳女性で、歩行障害を主訴とした。造影MRIのT1強調像で低信号、T2強調像で等信号、内部不均一に造影される硬膜内髄外腫瘍をL3椎体後面に認め、脊髄造影検査ではL3高位にcap defectを認めたが造影剤の通過障害は認めなかった。経時的に認知機能低下に伴う活動性低下を認め、GCS 3-2-4まで意識障害が進行した。髄液検査では髄圧50mmH2O、タンパク1491mg/dl、IgG 171.1mg/dl、キサントクロミー陽性であり、頭部CTでは脳室拡大を認めた。正常圧水頭症を伴う硬膜内髄外腫瘍と診断し、腫瘍摘出術を行った。腫瘍は右L3神経根分岐部の根糸から発生しており、L3/4の右椎間関節を切除し片側固定術を併用した。病理診断は神経鞘腫であった。術翌日から意識状態は著明に改善し、術後7日目でGCSは4-5-6まで改善した。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.733 |
文献番号 | 2023083883 |