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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 若年発症のびまん性特発性骨増殖症に伴う腰椎Chance骨折後に後彎変形をきたし椎体骨切り術を行った1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 65(5),741-2頁 |
著者・共著者 | 山根 一真, 圓尾 圭史, 有住 文博, 木島 和也, 吉江 範親, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/09 |
概要 | 症例は46歳男性で、腰痛、腰曲がりを主訴とした。4年前にL3椎体骨折に対しL2-4後方固定術を、2年前にL1椎体骨折に対し装具治療による保存的加療の既往があった。歩容は独歩で連続歩行は15分であり、神経学的脱落所見は認めなかった。受傷前の立位全脊椎単純X線側面像においてSVA 192mm、LL -1°、PT 45°であり、受傷後2ヵ月ではSVA 263mm、LL -33°、PT 63°と著明な腰椎後弯を認めた。CTにてL2腰椎Chance骨折を認め、骨折部での後弯が15°であった。び漫性脊椎骨増殖症、L2 Chance骨折後後弯変形と診断し、L2椎体骨切り術、T11-L4後方固定術を行った。椎体骨切りにより骨折部で前弯26°を獲得し41°の矯正が可能となり、術後アライメントはSVA 157mm、LL 13°、PT 40°と改善した。骨密度は正常値であったが骨脆弱性骨折を繰り返しているためビスホスホネート製剤で治療を開始し、術後6ヵ月で疼痛はトアラセット内服調整にて改善し、独歩可能である。 |
DOI | 10.11359/chubu.2022.741 |
文献番号 | 2023083887 |