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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | THA術前に金属アレルギーの鑑別診断に難渋した2例 |
掲載誌名 | 正式名:Hip Joint ISSNコード:03893634 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本股関節学会 |
巻・号・頁 | 48,529-33頁 |
著者・共著者 | 新名 愛梨, 福西 成男, 武田 悠, 福井 智一, 神頭 誠, 山下 晶弘, 橘 俊哉 |
発行年月 | 2022/08 |
概要 | 症例1(59歳女性)。右大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術から半年後、右股関節痛と臀部から大腿外側部にかけての皮疹が出現した。また、同部位には熱感、鼠径部リンパ節の腫脹が認められた。症例2(76歳女性)。両側DDHで末期股関節症があり、今回、両股関節痛の増悪で歩行困難となり、併せて接触性皮膚炎がみられた。いずれの症例も金属アレルギー歴があり、術前にパッチテストやリンパ球刺激試験を実施するも全て陰性であった。症例1は深部感染を疑い、二期的手術として、まずセメントスペーサーを留置した。病理所見より慢性滑膜炎によるrice-body形成を伴う嚢胞と診断され、初回手術から2週間でセメントTHAが行われた。目下、術後3年経過で再発はみられていない。症例2はアレルギーの少ないTi製のstem、cement cup、ceramic headで両側THAを行った結果、術後6ヵ月現在、アレルギー症状はなく経過良好である。 |
文献番号 | 2023091297 |