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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 脳腫瘍により失明した小児のリハビリテーション治療の経験 |
掲載誌名 | 正式名:総合リハビリテーション ISSNコード:03869822 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 50(8),989-993頁 |
著者・共著者 | 宮部 由利, 平田 智子, 藤本 翔, 木野 高志, 平田 しのぶ, 宮本 裕紀, 井上 ゆかり, 塚本 靖子, 坂本 太一, 児玉 典彦, 道免 和久 |
発行年月 | 2022/08 |
概要 | <文献概要>小児が脳腫瘍治療中に中途失明し,片麻痺を発症した稀な症例を経験したので報告する.症例は10歳で脳腫瘍を発症し,11歳で失明と片麻痺が出現し,12歳時に当院に転院した.右片麻痺と四肢体幹筋力低下,日常生活動作(activities of daily living:ADL)低下を認めたが,意識清明で指示理解もよく,病前ADLは自立していたため,ADL改善は比較的早期に可能と考えた.しかし,視覚障害のため立位や歩行の恐怖心が強く,補装具など未経験のものを使用することの受け入れも悪いため訓練が進まない時期があった.スタッフ間でADL動作や訓練内容をクロックポジションで統一し,丁寧な状況説明を行いリハビリテーション治療を進めた.失明について明確な告知がされておらず,退院前に母親と多職種同席のもと本人に告知した.患児はしっかりと告知を受け止めており,告知後の機能改善が進んだ. |
DOI | 10.11477/mf.1552202589 |
文献番号 | 2022300613 |