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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 鼻副鼻腔内反性乳頭腫に対する術式と基部処理の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本鼻科学会会誌 ISSNコード:09109153 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本鼻科学会 |
巻・号・頁 | 59(4),376-383頁 |
著者・共著者 | 武田 俊太郎, 都築 建三, 橋本 健吾, 岡崎 健, 齋藤 孝博, 濱田 ゆうき, 阪上 雅史 |
発行年月 | 2020/12 |
概要 | 2012年1月から2018年10月の期間に,当院で初回手術を行った鼻副鼻腔内反性乳頭腫(inverted papilloma,IP)の43例(男性32例,女性11例,平均年齢61.7歳)について術前の病理組織診断,IPの基部と進展範囲,手術方法,基部の処理,再発症例についてレトロスペクティブに検討した。Krouse分類による腫瘍の進展範囲はT1が4例,T2が14例,T3が22例,T4が3例であった。手術方法はESS(endoscopic sinus surgery)単独28例,ESSにドリルなどによる骨削開を加えた鼻内アプローチ13例,ESSに外切開を加えた鼻外アプローチ2例であった。基部の処理は粘膜切除単独が9例(20.9%),ドリルによる骨削除が21例(48.8%),電気焼灼が31例(72.1%)であった(重複含む)。術後観察期間は平均32.8ヵ月(6~84ヵ月)で,再発率は2.3%(1/43例)であった。術前の病理組織診断,IP基部と進展範囲に応じて初回手術方法を選択し,確実に基部の処理を行うことが良好な術後成績を得るために重要であると考えられる。(著者抄録) |
DOI | 10.7248/jjrhi.59.376 |
文献番号 | 2021171317 |