![]() 教員業績データベース |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 負荷量に留意した嚥下訓練で機能改善を認めたALSの1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 ISSNコード:13438441 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本摂食嚥下リハビリテーション学会 |
巻・号・頁 | 24(1),64-68頁 |
著者・共著者 | 中尾 雄太, 山下 泰治, 齋藤 翔太, 金森 雅, 南都 智紀, 笠間 周平, 内山 侑紀, 道免 和久 |
発行年月 | 2020/04 |
概要 | 症例は63歳男性、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者である。上肢の巧緻運動障害、歩行障害、体重減少で発症し、ALSと診断された。その後、緩徐に呼吸機能と嚥下機能が低下し、夜間NPPV導入および軟菜食、水分にとろみ付けを行い自宅で生活していた。今回、誤嚥性肺炎による呼吸不全のため救急搬送され、気管切開・人工呼吸器管理などの集中治療のため安静臥床を要した。舌圧を含む嚥下関連筋の急激な筋力低下を認めたことから、原疾患の進行のみならず、臥床に伴う廃用症候群の合併を考慮し、負荷量に留意した舌筋の筋力増強訓練を施行した。その結果、最大舌圧および嚥下機能の改善を認め、3食経口摂取となった。ALSにおいても、廃用の要素が大きい際には嚥下筋の筋力増強訓練は有効である可能性が示唆されたため、文献的考察とともに報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2020280393 |