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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 慢性期運動性失語症患者への日本版constraint-induced aphasia therapyの効果 a case series |
掲載誌名 | 正式名:総合リハビリテーション ISSNコード:03869822 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 48(10),985-989頁 |
著者・共著者 | 金森 雅, 児玉 典彦, 中尾 雄大, 南都 智紀, 齋藤 翔太, 内山 侑紀, 道免 和久 |
発行年月 | 2020/01 |
概要 | <文献概要>【目的】失語症者に対する発話の集中訓練である(constraint-induced aphasia therapy;CIAT)は,欧米では盛んに報告されているが,本邦での報告は多くない.そこで今回,筆者らは,Johnsonらの報告を参考に日本版CIATを作成し,慢性期運動性失語症患者6名に対して実施した.【方法】訓練は,1日3時間を15日間実施し,難易度調整した5つの言語訓練をすべて個別に実施した.訓練中,代替コミュニケーションは制限し,発話の使用を促した.評価は,日常生活での発話の使用状況を評価する質問紙verbal activity log(VAL)とWestern Aphasia Battery(WAB)失語症検査失語症指数を用いた.【結果】治療後のVALのスコアに顕著な増加を認め,日常生活での発話の使用状況に改善を認めた.また,WAB失語症検査失語症指数は,一定の改善を認めた.【結論】今回の少数例での検討では,筆者らが作成した日本版CIATが日常会話に改善をもたらす可能性があることが示唆された. |
DOI | 10.11477/mf.1552202059 |
文献番号 | UA14100013<Pre 医中誌> |