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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 男性性機能障害患者のオルガズムの問診票による評価とスコア化の試み |
掲載誌名 | 正式名:日本性機能学会雑誌 ISSNコード:13458361 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本性機能学会 |
巻・号・頁 | 35(1),21-6頁 |
著者・共著者 | 近藤 宣幸, 東郷 容和, 梶尾 圭介, 貝塚 洋平, 山本 新吾 |
発行年月 | 2020/06 |
概要 | 【目的】性交の重要な要素であるオルガズムの定性的な問診票をスコア化して客観的に解析すること。【対象】2014年4月から2019年4月までに受診した男性性機能障害患者中、問診票の記載があった28例(25~77歳、平均45歳)を後方視的に検討。問診票は、頻度と強度の2項目からなり、頻度はIIEFの10番を採用。記入は初診時に患者の口頭許可を得て施行。頻度には1から5点、強度には1から4点を割り振り、合計点数をスコアとした。【結果】スコアは1から9点に分布、平均は5.9点。頻度と強度の間に高い相関を認めた(r=0.8418)。勃起障害(ED)あり患者は、5.4±2.3点で、ない患者の7.0±2.7点より低値であった。射精障害(EjD)あり患者は5.7±2.8点、ない患者は6.2±2.0点で差を認めなかった。スコアとSHIMとの間に中等度の正の相関(P=0.0229)を認めたが年齢、BMI、各種血中ホルモン値とは相関を認めなかった。【結論】オルガズム問診票を試作し、スコア化して解析した。オルガズムの客観的評価は重要な課題であり、今後の薬物療法の効果判定にむけてもスコア化を含めた評価法が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | 2020327368 |