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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 日本化学療法学会 特定感染症全国サーベイランス事業 全国におけるグラム陰性桿菌を原因とする血流感染症のアンケート調査 |
掲載誌名 | 正式名:日本化学療法学会雑誌 ISSNコード:13407007 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公社)日本化学療法学会 |
巻・号・頁 | 67(3),289-294頁 |
著者・共著者 | 小佐井 康介, 山岸 由佳, 橋永 一彦, 中嶋 一彦, 三鴨 廣繁, 平松 和史, 竹末 芳生, 柳原 克紀 |
発行年月 | 2019/05 |
概要 | 多剤耐性緑膿菌やアシネトバクター属菌、薬剤耐性菌を念頭に、グラム陰性桿菌を原因とする血流感染症について実態調査を行った。1年間に血液培養でグラム陰性桿菌が検出された20歳以上の延べ438名を対象として、菌種別の検出数、薬剤感受性、患者背景や死亡率について集計した結果、菌種別の頻度はEscherichia coli、Klebsiella属が高く、市中感染(入院から2日以内の検体採取)では90%以上が腸内細菌科細菌であったが、院内感染(入院3日以降の検体採取)ではブドウ糖非発酵菌が20%以上を占めた。また、ブドウ糖非発酵菌や複数菌が分離された患者では死亡率が高い傾向にあった。菌種別の薬剤感受性は経験的な抗菌薬選択の参考になるとともに、市中・院内感染における分離菌の頻度などと組み合わせることで状況に応じた抗菌薬選択の一助になると思われる。 |
文献番号 | 2019234491 |