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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 重症度別の腹腔内感染症に対する抗菌薬選択と治療期間 米国外科感染症学会の腹腔内感染症マネジメントガイドライン改訂版と対比して |
掲載誌名 | 正式名:日本外科感染症学会雑誌 ISSNコード:13495755 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本外科感染症学会 |
巻・号・頁 | 16(2),80-86頁 |
著者・共著者 | 竹末 芳生 |
発行年月 | 2019/04 |
概要 | 腹腔内感染症の原因菌は、腸内細菌科細菌とバクテロイデス属であり、これらに活性を示す抗菌薬選択が原則となる。院内/医療関連感染では緑膿菌、エンテロバクター属、さらに重症感染では腸球菌、extended spectrum β-lactamase産生菌のカバーも考慮する。重症腹腔内感染ではMEPM、DRPMやTAZ/PIPCが推奨され、中等症ではCFPM+MNZやIPM/CSが、軽症(市中感染)ではCTX/CTRX+MNZやCPFX+MNZが推奨される。ランダム化比較試験で適切な感染源コントロールが行われた場合、4日間投与と長期投与で術後成績に差がないことが証明された。しかし重症例では経過不良なことも多くまた短期投与を支持するデータも限られるため、臨床反応を参考に患者個々で投与期間を決め、経過良好例では7日以内に抗菌薬を中止することがすすめられる。(著者抄録) |
DOI | 10.24679/gekakansen.16.2_80 |
文献番号 | 2019367731 |