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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 炎症性腸疾患における中心静脈カテーテル関連血流感染リスク因子の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本環境感染学会誌 ISSNコード:1882532X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本環境感染学会 |
巻・号・頁 | 34(6),296-301頁 |
著者・共著者 | 石川 かおり, 竹末 芳生, 一木 薫, 土田 敏恵, 中嶋 一彦, 植田 貴史, 山田 久美子, 高橋 佳子 |
発行年月 | 2019/11 |
概要 | 潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病(CD)などの炎症性腸疾患(IBD)は、入院加療時、高率に中心静脈カテーテル(CVC)を挿入する。今回、IBD患者における中心静脈カテーテル関連血流感染(CLABSI)リスク因子について調査した。調査項目は、宿主に関連した13因子、カテーテル管理3因子および疾患活動性を評価した。対象のIBD患者は562例で、UC 228例(40.6%)、CD 334例(59.4%)であった。感染率はIBD全体で9.6%、UC 8.3%、CD 10.5%で(P=0.397)1,000 device-daysでは各々4.9、4.4、5.3であり(P=0.501)、UCとCDの感染率には差を認めなかった。CLABSIの独立したリスク因子は、UCでは生物学的製剤の使用(OR:4.98、95% CI:1.81-13.69)、CDでは、男性(OR:5.38、95%CI:1.85-15.64)、疾患活動性重症/中等症(OR:2.54、95%CI:1.20-5.38)であった。週2回以上の入浴/シャワー浴はUC、CDともにリスク低減因子であった(UC:0.17、0.06-0.44、CD:0.33、0.15-0.72)。一般的なCLABSIリスク因子とは異なったIBD特有のリスク因子が示され、日常管理として入浴/シャワー浴の重要性が示された。(著者抄録) |
文献番号 | TB29330005<Pre 医中誌> |