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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 重症全身性エリテマトーデス(SLE)に合併した多発性後極部網膜色素上皮症(MPPE)の一例 |
掲載誌名 | 正式名:眼科臨床紀要 ISSNコード:18825176 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 眼科臨床紀要会 |
巻・号・頁 | 12(10),749-53頁 |
著者・共著者 | 茶木 俊光, 喜田 照代, 石田 貴昭, 五味 文, 大須賀 翔, 福本 雅格, 佐藤 孝樹, 池田 恒彦 |
発行年月 | 2019/10 |
概要 | 背景:重症の全身性エリテマトーデス(SLE)に合併した多発性後極部網膜色素上皮症(MPPE)に対して、硝子体手術(PPV)が有効であった一例を報告する。症例:42歳女性、平成8年SLEとループス腎炎と診断。プレドニン治療を行うも平成28年より透析導入。平成29年3月に当科受診、視力は右(0.7)、左(0.5)、前医で抗VEGF療法(IVA)および光線力学療法(PDT)が施行された。一時的な改善が得られたものの、ステロイド増量後にMPPEは悪化し、高度の黄斑浮腫と胞状網膜剥離を認めるようになった。視力は両眼(0.04)に低下した。フルオレセイン蛍光眼底検査で多数の蛍光漏出と無灌流域、および網膜新生血管を認めた。再度PDTやIVAを施行したが軽快せず、左眼は後極部に網膜下索状物がみられた。そのためPPVを施行し網膜下索状物を抜去し、網膜を復位させた。結論:重症SLEに伴う難治性MPPEに対し、PPVは有効な治療選択肢の一つである。(著者抄録) |
文献番号 | TA18160003<Pre 医中誌> |