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論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 腰椎固定術後の隣接椎間障害に対するrevisionの検討
掲載誌名 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌
ISSNコード:00089443
掲載区分国内
出版社 (一社)中部日本整形外科災害外科学会
巻・号・頁 62(1),85-6頁
著者・共著者 加藤 寛, 橘 俊哉, 圓尾 圭史, 有住 文博, 楠山 一樹, 吉矢 晋一
発行年月 2019/01
概要 1椎間の腰椎椎体間固定術を施行後、隣接椎間障害(ASD)を発症して再手術に至った5例(男性3例、女性2例、平均64歳)について検討した。ASDの発生率は2.8%で、再手術に至る期間は平均43ヵ月であった。初回手術時の隣接椎間のCT/MRI評価についてみると、全例で隣接椎間に比較的高度な変性を認めた。X線パラメーターについては、PI(pelvic incidence)-LL(lumbar lordosis)のミスマッチがみられる傾向にあった。再手術の術式は全例TLIFであった。術後成績については、JOAスコアは術前平均16点から術後平均24点と全例で改善し、VASも術前平均83から術後平均37と全例で改善した。また、7ヵ月以上観察できた全例で骨癒合が得られた。以上、術前の腰椎過伸展状態が椎固定術後のASDの危険因子となることが示唆された。
DOI 10.11359/chubu.2019.85
文献番号 2019258616