教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【血栓止血の臨床-研修医のために[第2版]】出血性疾患の治療(血液製剤など) バイパス止血製剤の使い方 |
掲載誌名 | 正式名:日本血栓止血学会誌 ISSNコード:09157441 |
出版社 | (一社)日本血栓止血学会 |
巻・号・頁 | 29(6),755-759頁 |
著者・共著者 | 徳川 多津子 |
発行年月 | 2018/12 |
概要 | <ポイント>・バイパス止血製剤はインヒビター保有先天性血友病と後天性血友病の止血管理に適応があり、日本では、aPCC(ファイバ)、rFVIIa(ノボセブン)、FVIIa/FX(バイクロット)の3製剤が使用可能である。・急性出血時に対し、aPCCでは50~100単位/kgを、rFVIIaでは90~120μg/kgを、FVIIa/FXであればFVIIa量で60~120μg/kgを初回投与し、出血症状に合わせて追加投与を検討する(ただし、FVIIa/FXの追加投与は1回まで)。・インヒビター保有先天性血友病でバイパス止血製剤を使用する際は、既往免疫反応の有無、血栓症のリスク、過去の止血効果、半減期の差、出血後の時間経過などから総合的に判断し製剤を選択する。・後天性血友病では、出血死のリスクが高いことから必要時は早期にバイパス止血製剤の投与を開始する。ただし、貧血の進行がなければ、紫斑や血腫が残存していても漫然とした投与は行わないようにする。・バイパス止血製剤での血栓症リスクに留意する。また、一般的に有効なモニタリングがないため、症状を確認しながら投与調整や薬剤変更を考慮する。(著者抄録) |
DOI | 10.2491/jjsth.29.755 |
文献番号 | 2019209969 |