教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【耳管のすべて】耳管開放症の最新情報 耳管開放症の漢方治療 |
掲載誌名 | 正式名:JOHNS ISSNコード:09106820 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)東京医学社 |
巻・号・頁 | 35(4),488-90頁 |
著者・共著者 | 竹越 哲男, 小暮 敏明, 齋藤 晶, 大田 重人 |
発行年月 | 2019/04 |
概要 | 耳管開放症は耳管の問題のみならず、全身状態が虚している"ことも影響しており、漢方が有効な疾患である。耳管開放症診断基準の一つに「臥位または前屈で症状が軽快する」という項目があり、これは頭部の位置を下げることで頭部への血流が増加し、耳管が開放しにくくなるためである。よって治療は頭部への血流を増加させることが一法となる。補中益気湯は脳血流低下による起立性調節障害に効果があり、頭部への血流増加が期待できる。そこで今回、耳管開放症患者24例に補中益気湯を試用した。結果、治療効果は「症状消失」が7例(29%)、「症状改善」が16例(67%)、「不変」が1例(4%)で、悪化した症例はなく、有効率は95.8%であった。症状改善を自覚した時期は、内服開始後1週間以内が10例、2週間以内が5例、1ヵ月以内が3例、数ヵ月後が3例であり、約7割の症例が2週間以内に自覚していた。" |
文献番号 | 2019197211 |