教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 血友病Bに対する半減期延長型遺伝子組換え凝固第IX因子アルブミン融合タンパク製剤(rIX-FP)の第III相臨床試験における日本人患者サブ解析 |
掲載誌名 | 正式名:日本血栓止血学会誌 ISSNコード:09157441 |
出版社 | (一社)日本血栓止血学会 |
巻・号・頁 | 28(4),502-509頁 |
著者・共著者 | 長尾 梓, 花房 秀次, 福武 勝幸, 天野 景裕, 瀧 正志, 桑原 光弘, 梁 知身, 古林 みどり, 山本 晃士, 松下 正, 嶋 緑倫, 野上 恵嗣, 藤井 輝久, 日笠 聡, 酒井 道生 |
発行年月 | 2017/08 |
概要 | 遺伝子組換え血液凝固第IX因子アルブミン融合タンパク製剤(rIX-FP)は血友病Bにおける定期補充療法の投与間隔を延ばす目的で開発された製剤である.12~65歳のインヒビターを認めない,治療歴のある男性血友病B患者を対象とした国際多施設共同第III相試験に日本からも参加した.合計63名が参加し,そのうち日本人は10名であった.rIX-FPの平均半減期は,日本人と全対象はそれぞれ95時間と102時間であった.出血時投与の時の年間自然出血率の平均値は,日本人と全対象はそれぞれ12.8回と14.6回,7日毎投与の定期補充療法では,それぞれ1.8回と0.6回,14日毎投与では,それぞれ0.4回と1.1回であった.インヒビターが出現した患者はなく,安全性の問題は認められなかった.以上の結果から,rIX-FPの7日毎および14日毎の定期補充療法は,日本人においても安全かつ有効であることが示された.(著者抄録) |
DOI | 10.2491/jjsth.28.502 |
文献番号 | 2017340673 |