教員業績データベース |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【徹底ガイド DICのすべて 2019-20】 (IX章)治療薬 ヘパリン・低分子ヘパリン |
掲載誌名 | 正式名:救急・集中治療 ISSNコード:13460935 |
出版社 | (株)総合医学社 |
巻・号・頁 | 30(臨増),349-353頁 |
著者・共著者 | 日笠 聡, 徳川 多津子, 澤田 暁宏 |
発行年月 | 2018/11 |
概要 | <point>▼ヘパリンは、アンチトロンビンと結合して、その活性を1,000倍以上に増強し、主にトロンビンと第Xa因子を阻害する。▼未分画ヘパリン(UFH)は、抗凝固活性や薬物動態が不均一なため、効果を活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)でモニターする必要がある。▼低分子ヘパリン(LMWH)は、UFHに比較し、抗Xa活性が強く、逆に抗トロンビン活性は弱いため、APTTにほとんど影響を与えない。また、抗凝固活性のばらつきが少なく、出血性副作用も少ない。▼LMWHは、UFHよりも血小板との相互作用が弱いため、ヘパリン起因性血小板減少症のリスクが少ない。▼DICに対して、UFHは5~10単位/kg/hr、LMWHは75抗Xa活性/kg/dayの持続点滴静注が推奨されている。▼「科学的根拠に基づいた感染症に伴うDIC治療のエキスパートコンセンサス」では、感染症に伴うDICに対して、UFHは推奨度(C)、LMWHは推奨度(B2)とされている。(著者抄録) |
文献番号 | 2019052630 |