教員業績データベース |
|
論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 軟骨性腫瘍の良性と悪性の鑑別におけるSUVmaxの有用性 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 61(3),475-6頁 |
著者・共著者 | 岩津 友大, 麩谷 博之, 熊西 俊介, 中村 吉宏, 山田 淳平, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2018/05 |
概要 | 軟骨性腫瘍の良性と悪性の鑑別におけるstandardized uptake values maximus(SUVmax)値の有用性について検討した。組織診断の確定した軟骨性腫瘍で、術前にFDG-PET検査を行った44例を後ろ向きに検討した。良性32例、悪性12例で、年齢中央値は良性58歳、悪性62歳であった。発生部位は、良性が大腿骨16例(50%)、上腕骨11例(34%)、脛骨2例(6%)、腓骨2例(6%)、肋骨1例(3%)、悪性は大腿骨6例(50%)、上腕骨4例(33%)、腸骨1例(8%)、脛骨1例(8%)であった。悪性度として低悪性のgrade 1が2例(17%)、高悪性のgrade 2と3が8例(67%)と2例(17%)であった。SUVmaxの平均値は良性1.71±0.4、悪性5.12±3.26であり、統計学的に有意差を認めた。ROC曲線解析のAUCは0.92で、cut-off値を2.60とすると、感度87%、特異度100%であった。また、当科で経験した内軟骨腫の症例ではSUVmaxは2.53であり、軟骨肉腫の症例ではSUVmaxは5.80であった。軟骨性腫瘍の良性と悪性の鑑別にFDG-PET検査のSUVmaxが一助になるものと考えられた。 |
DOI | 10.11359/chubu.2018.475 |
文献番号 | 2018381208 |