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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 急速破壊型股関節症と腰椎変性後側彎症による腰下肢痛を同時に発症したhip-spine syndromeの1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 61(3),603-4頁 |
著者・共著者 | 中岡 義博, 圓尾 圭史, 橘 俊哉, 有住 文博, 楠山 一樹, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2018/05 |
概要 | 64歳女。2年前より腰痛と両下肢痛を自覚し、保存的加療を行っていたが3ヵ月前から左下肢痛が増悪した。4年前に右THAを行っていた。理学所見では、間欠的跛行は15分、脊柱変形に伴う立位保持困難、歩行困難を認めていた。MMTでは、左前脛骨筋の軽度筋力低下を認め、JOA scoreは14/29点で左大腿前面から足背のしびれと疼痛を認めた。全脊椎レントゲンでは、コブ角42°の側彎を認め、側面像では、骨盤後傾と腰椎後彎を認めた。ミエロCTでは、L3/4でブロックと左L3/4外側陥凹部での狭窄を認めた。以上より、腰椎変性後側彎症による馬尾障害、左L4、5根障害、左急速破壊型股関節症(RDC)と診断した。脊柱変形手術を予定したが、その経過中に、左大腿部痛がさらに増悪し急速破壊を認めたため、左RDCと診断し、先に脊柱変形矯正術を行い、2ヵ月後に左THAを行った。術後経過は良好で、脊柱骨盤アライメントの変化は認めず、術後半年でTHAの脱臼は認めなかった。 |
DOI | 10.11359/chubu.2018.603 |
文献番号 | 2018381272 |