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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 軸椎転移による嚥下障害の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)中部日本整形外科災害外科学会 |
巻・号・頁 | 61(4),691-2頁 |
著者・共著者 | 吉江 範親, 橘 俊哉, 圓尾 圭史, 有住 文博, 楠山 一樹, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2018/07 |
概要 | 62歳男。頸部痛のため前医を受診したが、X線で異常がなく帰宅となった。翌朝に頸部痛が激しくなり、再び前医に救急搬送された。前医で軸椎の病的骨折と全身骨転移、前立腺腫瘍、腫瘍による嚥下障害を指摘され、当科へ紹介となった。前医再診時のX線では前医初診時に認めなかった軸椎の後彎変形を認め、当科のCTとMRIで軸椎の変形と頸胸椎に多発する腫瘍病変を認めた。直ちにhalo-vestを装着し牽引整復した。固定後、頸部痛と嚥下障害が改善し、飲食が可能となった。固定後5日に後頭頸椎固定術(0-C5)を行い、halo-vestは除去した。OC2角は前医初診時18°が前医再診時3°と低下しており、同角はhalo-vest装着後22°に改善し、最終的に20°で後頭頸椎固定術を行った。前医における前立腺生検の結果、前立腺小細胞癌と診断され、現在は化学療法とデノスマブ投与中である。また、頸部痛や嚥下障害も認めていない。 |
DOI | 10.11359/chubu.2018.691 |
文献番号 | 2019078756 |