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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臨床室 大学サッカー選手に生じた後十字靱帯ムコイド変性の1例 |
掲載誌名 | 正式名:整形外科 ISSNコード:00305901 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)南江堂 |
巻・号・頁 | 70(1),26-9頁 |
著者・共著者 | 岩倉 亮, 神頭 諒, 中山 寛, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2019/01 |
概要 | 18歳男子。大学のサッカー選手で、プレー中に誘因なく右膝後方の疼痛を自覚した。その後も走る際に同部位の疼痛増強を認め、症状出現から3ヵ月後に当院へ受診した。症状および身体所見、画像所見から膝後十字靱帯(PCL)ムコイド変性を疑い、いったんプレーを中止して2ヵ月間の保存的治療を行った。だが、疼痛が持続したため、関節鏡視下手術を行う方針となった。術中関節鏡所見では、PCLはびまん性に腫大してACL(膝前十字靱帯)を圧排していた。組織の一部を線維方向に裂くと内部に黄色変性した組織を認め、これを可及的に切除した結果、病理組織学的にムコイド変性と確定診断された。術後は3ヵ月で試合復帰でき、術後2年経過現在、疼痛なく元のレベルでのプレーが可能である。尚、IKDC-subjective scoreは術前の40.2点から術後98.6点へと改善した。 |
DOI | 10.15106/j_seikei70_26 |
文献番号 | 2019126344 |