教員業績データベース |
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論文種別 | その他 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 【大腸手術における周術期感染対策-EBMに基づいたbest practice-】 大腸手術における周術期感染症の最近の動向 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科学会雑誌 ISSNコード:03014894 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本外科学会 |
巻・号・頁 | 120(1),10-17頁 |
著者・共著者 | 竹末 芳生 |
発行年月 | 2019/01 |
概要 | 大腸手術における術後感染予防抗菌薬は、大腸菌、肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌とバクテロイデス属などの嫌気性菌に抗菌活性を有する薬剤を選択する。また術後感染症ではそれらに加え、エンテロバクター属や緑膿菌、腸球菌をカバーする抗菌薬を使用する。ここで、現在、大腸菌などの腸内細菌科細菌やバクテロイデス属における抗菌薬耐性化が問題となっており、大腸手術における予防抗菌薬や手術部位感染発生(surgical site infection、SSI)時の治療抗菌薬の選択において以前と異なった考え方が必要となってきている。本稿では、消化器手術を中心に2014~2015年に実施したSSI検出菌抗菌薬感受性全国サーベイランスのpost-hoc解析として、大腸手術におけるSSI検出菌の抗菌薬感受性を検討し、主要原因菌をカバーする術後腹腔内感染治療レジメンや、大腸手術予防的抗菌薬において第2世代セフェム系薬から他の抗菌薬への変更や、術前日機械的腸管処置後の経口抗菌薬投与に関する最近の動向について解説した。(著者抄録) |
文献番号 | T116030002<Pre 医中誌> |