教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【みみ・はな・のど診断 これだけは行ってほしい決め手の検査】 口腔・咽頭・その他 味覚障害の診療とゴール 診断と治療計画 |
掲載誌名 | 正式名:ENTONI ISSNコード:13462067 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (223),108-13頁 |
著者・共著者 | 任 智美 |
発行年月 | 2018/09 |
概要 | 味覚障害の症状は量的異常と質的異常に分けられ、病態が異なる場合がある。味覚機能検査は電気味覚検査と濾紙ディスク法が本邦で使用されており、機序が異なるため初診時には両方を施行し、病態把握に役立てる。現在、味覚障害に適応を持つ薬は存在しないが、唯一亜鉛内服療法が味覚障害に対してエビデンスをもつ治療である。しかし、亜鉛内服療法に効果を示さず、漢方などが功を奏することも経験される。時にうつに伴い味覚低下から食欲低下を訴える症例には向精神薬の使用も考慮する。精神症状が前面に出ている場合は速やかな精神科へのコンサルトが必要となる。味覚を狭義で捉えるのではなく、風味、一般体性感覚、食文化、食環境など広義にとらえ、原因を追究、対応を考慮する。時に味覚障害から様々な全身疾患が発見される場合もある。味覚障害をまずは全身疾患として捉えることが必要で、他科との連携が重要となる。(著者抄録) |
文献番号 | S913120017<Pre 医中誌> |