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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 臓器提供増加のため移植医ができること 提供医から移植医への提言 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床腎移植学会雑誌 ISSNコード:21879907 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 6(1),48-51頁 |
著者・共著者 | 野島 道生, 山田 祐介, 中西 裕佳子, 長池 紋子, 兼松 明弘, 山本 新吾, 樋口 喜英, 上田 康生, 白川 学, 吉村 紳一, 今村 友紀, 石村 武志, 西村 憲二 |
発行年月 | 2018/07 |
概要 | 【目的】わが国では、臓器移植法整備、種々の啓発活動にもかかわらず深刻なドナー不足が続いており、献腎移植希望患者の長期待機が顕著となっている。レシピエント側医療者であるわれわれ泌尿器科医が主体的に啓発活動にかかわれる課題についてドナー主治医からの意見を求めた。【方法と結果】臓器提供の経験をもつ当院脳神経外科医師に聞き取り調査を実施した。その結果、現場のドナー主治医に対する移植医療の啓発が不十分で、臓器提供を行う必要性を実感しにくいことが判明した。移植医療が患者の生命予後やQOLを改善させるという共通認識をもつことができれば選択肢提示のモチベーションになるという意見であった。また脳死下提供が強調される一方で、心停止後提供の情報が不足していることも指摘された。【考察】心停止後も含めた臓器提供の正確な情報と、移植医療の意義および移植患者の喜びを提供現場の医師や看護師にも直接伝えることが選択肢提示を増加させる可能性が示唆され、移植医が直接発信できる貴重な情報であると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2019103321 |