教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 瞼球癒着を伴う重症眼表面疾患 |
掲載誌名 | 正式名:OCULISTA ISSNコード:21875855 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (65),53-60頁 |
著者・共著者 | 細谷 友雅 |
発行年月 | 2018/08 |
概要 | 瞼球癒着は重篤な眼表面疾患を示唆する所見の1つである。代表的な疾患として眼類天疱瘡、スティーブンス・ジョンソン症候群、眼移植片対宿主病などがある。進行すると重篤な状態に陥る可能性が高いため、早期に発見する必要があるが、初期の瞼球癒着は積極的に疑って観察しなければ見落としやすいので注意が必要である。炎症を伴う場合には速やかな消炎を図り、上皮障害を改善させることで、炎症と上皮障害の悪循環を断ち、結膜瘢痕化と輪部疲弊の進行を予防する。また、慢性期には重症涙液減少型ドライアイをきたすことも多いため、涙液コントロールが重要となり、涙点プラグや涙点閉鎖術が必要なこともある。角膜輪部機能不全を合併するため、眼表面再建術など外科的治療を必要とする症例もあるが、難症例が多い。白内障手術などを契機に急性増悪することもあるので、周術期のマネージメントに注意が必要である。(著者抄録) |
文献番号 | S822090008<Pre 医中誌> |