教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 小児白血病における晩期合併症 |
掲載誌名 | 正式名:兵庫医科大学医学会雑誌 ISSNコード:03857638 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(2),27-34頁 |
著者・共著者 | 大杉 夕子 |
発行年月 | 2018/03 |
概要 | 小児白血病の治療成績は向上し、80%以上の患者が治癒する時代となったが、これに伴い、治療後の患者のquality of life(QOL)が問題となっている。治療後のQOLには身体的な問題と精神的な問題、社会生活に向けての問題があり、治療の晩期合併症が関係している。精神的な問題は入院生活の心的ストレスが原因で治療後の復学や就職、結婚などの社会生活への復帰にも影響を及ぼす。治療終了後は、病状が安定していれば、外来受診が途切れ、成人科への移行が円滑に進まない例も少なくないが、小児がん経験者は治療後も長期的に定期検査を受ける事が望ましく、体制を整備するために、さまざまな取り組みが行われている。十分な成果は得られていないが、この事を踏まえて、小児がん経験者を支援していく必要がある。(著者抄録) |
文献番号 | S409500006<Pre 医中誌> |