教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 胸やけ症状発現メカニズムの解明 |
掲載誌名 | 正式名:兵庫医科大学医学会雑誌 ISSNコード:03857638 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 41(1),25-29頁 |
著者・共著者 | 近藤 隆, 大島 忠之, 戸澤 勝之, 富田 寿彦, 應田 義雄, 福井 広一, 渡 二郎, 三輪 洋人 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | GERD患者が増加しており、その中でも内視鏡で食道粘膜にびらんや潰瘍などの粘膜傷害を認めないにもかかわらず症状を呈する非びらん性胃食道逆流症(NERD)が注目されている。なぜならNERDでは既存の胃酸分泌抑制薬では症状を抑制できない患者が約半数も存在し、アンメット・クリニカルニーズが高いからである。NERDの病態生理つまりは、胸やけ症状発現メカニズムに関する詳細は意外にも明らかになっておらず、その中で我々は食道粘膜内プロスタグランジンE2(PGE2)の関与に着目し、食道粘膜内のPGE2が胸やけ症状発現において主要な役割を果たしていることを明らかにした。今後、PGE2産生を抑制する薬剤もしくはEP1受容体の拮抗薬が、胸やけ症状抑制に対する新たな創薬ターゲットとなりうると考える。(著者抄録) |
文献番号 | 2017380800 |