教員業績データベース |
|
論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 食道疾患と粘膜バリア機能異常 |
掲載誌名 | 正式名:兵庫医科大学医学会雑誌 ISSNコード:03857638 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 42(1),57-63頁 |
著者・共著者 | 大島 忠之, 三輪 洋人 |
発行年月 | 2017/09 |
概要 | 食道粘膜は外界から生体を守るための重要なバリア機能を有している。このバリア機能を担うタイト結合は、細胞表面表出蛋白であるクロディン、オクルディン、junctional adhesion molecules(JAMs)、および裏打ち蛋白であるzonular occludens(ZO)などから構成されており、クロディンは上皮のバリア機能および細胞の極性を担う主要なタイト結合蛋白である。胃食道逆流症やバレット食道、好酸球性食道炎などの食道疾患ではこのタイト結合蛋白の発現や粘膜バリア機能に変化がみられる。現在、この食道疾患において生体防御機構としての食道粘膜バリア機能、すなわちタイト結合を維持することによる治療法の開発が期待されている。このバリア機能制御によって症状発現や免疫異常を制御できるようになれば、これまでの治療体系を大きく変化させる可能性を秘めている。(著者抄録) |
文献番号 | 2018195315 |