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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 外傷性大腿骨遠位骨端線早期閉鎖に伴う外反変形膝に対し遠位大腿骨骨切り術を行った1例 |
掲載誌名 | 正式名:整形外科 ISSNコード:00305901 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 68(12),1279-83頁 |
著者・共著者 | 神頭 諒, 中山 寛, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2017/11 |
概要 | 18歳男。15歳時に転倒して右膝を外反・受傷し、その後外反変形が進行して右膝痛も出現した。X線ではFTAが160°、%MAが内側から100%、mLDFAが71°であった。受傷時(15歳時)のX線では骨折や骨端線損傷はなく、MRIのT2強調像では大腿骨外側顆に軽度の骨髄浮腫像や筋層下に出血を思わせる高信号域を認めていた。受傷後3年間のX線像の変化をみると、毎年徐々に外反変形が進行し、受傷後1年には骨端線外側に骨性の架橋像を認めていた。外傷性大腿骨遠位骨端線早期閉鎖に伴う外反変形膝と診断し、ロッキングプレートを用いた2面カットの遠位大腿骨内反骨切り術(DFO)を施行した。DFOは最小侵襲プレート固定法で行った。術後X線でmLDFAは86°、FTAは177°に改善していた。術後6ヵ月現在、骨癒合は得られ、%MAは内側から48.5%となっている。また、外観上の外反変形も改善している。 |
文献番号 | 2018070191 |