教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【多剤耐性腸内細菌科細菌】 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌によるアウトブレイク 下部消化器外科病棟と急性期医療センターにおける発生例と対策 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科感染症学会雑誌 ISSNコード:13495755 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(3),179-87頁 |
著者・共著者 | ◎中嶋 一彦, 竹末 芳生, 一木 薫, 植田 貴史, 石川 かおり, 和田 恭直, 土田 敏恵, 小谷 穣治, 冨田 尚裕, 池内 浩基, 内野 基 |
発行年月 | 2017/06 |
概要 | メタロβラクタマーゼおよび基質特異性拡張型βラクタマーゼを産生する腸内細菌科細菌(以下、CRE)によるアウトブレイクを2発生例(下部消化器外科病棟、急性期医療センター)経験した。下部消化器外科病棟では14例からCREが検出され、遺伝子パターンで1つの菌株がアウトブレイクに関与していた。アウトブレイクの原因の1つとして人工肛門排液の環境汚染も考慮され、オストメイト対応トイレの設置、病床あたりのトイレを増やすために病棟の変更を行った。急性期医療センターでは24例の患者からCREが検出された。シンク、シンク配管からもCREが検出されたため、急性期医療センターでは病棟の高圧洗浄と化学薬品による消毒を行った。シンク配管を繰り返し検査したが、CREの陰性化は確認できなかった。アウトブレイクの終息までに下部消化器外科病棟では18ヵ月、急性期医療センターでは25ヵ月を要した。(著者抄録) |
文献番号 | 2017338220 |