教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 酵素免疫測定(EIA)法とPolymerase chain reaction(PCR)法によるClostridium difficile感染症の診断 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科感染症学会雑誌 ISSNコード:13495755 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(6),697-701頁 |
著者・共著者 | 中嶋 一彦, 竹末 芳生, 植田 貴史, 一木 薫, 石川 かおり, 和田 恭直, 土田 敏恵 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | Clostridium difficile感染症(以下、CDI)の治療・感染対策には、すみやかな診断を要する。診断にはenzyme immunoassays(以下、EIA)法が一般に用いられるが、Toxinの感度が比較的悪く、glutamate dehydrogenase(以下、GDH)抗原の検出が同時に行われる。しかし、Toxin(-)/GDH抗原(+)では治療、感染対策を実施するか苦慮する。欧米を中心にpolymerase chain reaction(以下、PCR)法が用いられ、EIA法とPCR法を組み合わせたアルゴリズムの有用性も示されている。われわれの施設で、CDIを疑う489件に、EIA法とPCR法を同時に行った。EIA法によるToxin(+)/GDH抗原(+)は1.2%、Toxin(-)/GDH抗原(+)は9.8%にみられ、Toxin(-)/GDH抗原(+)のうちPCR(+)法は60.4%であった。われわれの検討でもCDIの診断にはアルゴリズムの使用は有用であった。(著者抄録) |
文献番号 | S207380005<Pre 医中誌> |