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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | Kashin-Beck病に伴う両側肘部管症候群の1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 60(1),155-6頁 |
著者・共著者 | 加藤 寛, 高木 陽平, 大井 雄紀, 藤岡 宏幸, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2017/01 |
概要 | 57歳男。約4ヵ月前より右母指内転筋の萎縮と小指のしびれ感を認めており、理学所見、画像所見より右肘部管症候群と診断した。また、本例は中華人民共和国黒竜江省の出身で、四肢の多発変形性関節症、両足関節で扁平化した距骨を認め、血液検査では関節リウマチが否定的であったことから、基礎疾患としてKashin-Beck病を伴っていると診断した。右尺骨神経剥離術を施行し、術中所見では尺骨神経溝の形成不全により尺骨神経は浅層へと持ち上がっており、弓状靱帯入口部で著しい絞扼を受けていた。また、絞扼部の近位では仮性神経腫の形成も認めた。術後症状は改善したが、6年経過して対側(左側)の肘部管症候群も発症した。左尺骨神経剥離術を施行し、術中所見では右側と同様に尺骨神経は浅層へと持ち上がっており、仮性神経腫の形成も認めた。術後症状は改善し、経過観察中である。 |
文献番号 | 2017328513 |