教員業績データベース |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 抗精神病薬による難治性のPisa症候群を呈した統合失調症患者に手術を行った1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 60(2),373-4頁 |
著者・共著者 | 澤井 龍生, 圓尾 圭史, 橘 俊哉, 楠山 一樹, 有住 文博, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2017/03 |
概要 | 症例は66歳女性で、約10年前にうつ病の診断で通院加療していた。5年前に病的体験が出現し、他院で統合失調症と診断され薬物療法を開始した。4年前から体幹の傾斜と歩行障害が出現したため、当院精神科紹介となり入院となった。精神科入院中の経過は、薬剤起因による錐体外路症状と考えブロナンセリンを減量したが、途中で幻聴が出現したため維持量で経過観察となった。抗精神病薬によるPisa症候群と診断し、抗精神病薬の減量や保存的治療を行ったが改善しなかった。そのため、キャストテストと十分なインフォームドコンセントを行った上でTh10から骨盤までの後方矯正固定術(L2-5 OLIF)を施行した。術後1年のレントゲンではlumbar lordosis(LL)52度、coronal vertical axis(CVA) 13mm、sagittal vertical axis(SVA) 5mmと改善し、矯正損失は認められなかった。術後1年のODIは58から44に、VASは72から31に改善した。 |
文献番号 | 2017369892 |