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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 著しい椎間板楔状化を来したびまん性特発性骨増殖症(DISH)に対して手術を行った1例 |
掲載誌名 | 正式名:中部日本整形外科災害外科学会雑誌 ISSNコード:00089443 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 60(4),765-6頁 |
著者・共著者 | 河合 諒, 井上 真一, 岡山 明洙, 辻 翔太郎, 吉矢 晋一 |
発行年月 | 2017/07 |
概要 | 90歳男。高度な腰曲がり状態であったが、臥位になった際に腰部および両下肢に激痛を生じ、起立困難となった。腰椎レントゲン・CTでは胸椎から腰椎にかけて前縦靱帯骨化が連続し、L3/4椎間板レベルで47°の楔状変形を来たし、L3下位終板とL4上位終板は著明に骨硬化していた。MRIではL3/4椎間板レベルで多量の液貯留を認め、脊柱管は高度に狭窄していた。手術によりまずL3/4椎間板の後方除圧と骨移植を行い、その後、経皮的椎弓根スクリュー(PPS)を用いてT11から骨盤までの後方固定術を行った。4週後に前方侵入椎体固定術システムを用いてL3/4前方固定術を行った。メッシュケージを楔状変形に合うように細工し、局所骨と人工骨を充填し設置したが、術後レントゲンでは右側T11~L1のPPSがバックアウトしていたため、術直後よりテリパラチドを開始した。術後6ヵ月経過してL3/4椎間板の骨癒合は良好で腰曲がりも改善し、杖歩行が安定し患者の満足度は非常に高い。 |
文献番号 | 2018041656 |