教員業績データベース |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【心因性疾患診療の最新スキル】 心因性味覚・嗅覚障害 |
掲載誌名 | 正式名:ENTONI ISSNコード:13462067 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (213),66-70頁 |
著者・共著者 | 任 智美 |
発行年月 | 2017/12 |
概要 | 心因性味覚・嗅覚障害は受容機構や神経伝導路に異常は認めず、心因的要因が発症に関係し、また精神疾患に合併することもある。患者は同時に味覚と嗅覚の両方の異常を訴えることがある。心因性では味覚嗅覚低下・脱失のような量的異常より自発性異常味覚、異味症、異嗅症、過敏などの質的異常が多くみられる。または合併する傾向がある。検査では検査間、検査結果と自覚症状との乖離、変動・ばらつき、スケールアウトなど様々なパターンを示す。補助的診断として心理評価も行う。治療はSSRI(selective serotonin reuptake inhibitor)、SNRI(serotonin and norepinephrine reuptake inhibitor)、ベンゾジアゼピン系薬、NaSSA(noradrenergic and specific serotonergic antidepressant)、漢方などを症例に合わせて組み合わせて処方する。必要であれば心理療法も行う。心因性味覚障害は特発性味覚障害より改善率は悪く、罹病期間が長期にわたるほど低下する。(著者抄録) |
文献番号 | RC25100010<Pre 医中誌> |