教員業績データベース |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 大斜視角の麻痺性内斜視へのボツリヌス毒素併用斜視手術後にみられた過矯正 |
掲載誌名 | 正式名:神経眼科 ISSNコード:02897024 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 34(3),347-50頁 |
著者・共著者 | 木村 亜紀子, 三村 治, 一色 佳彦, 岡本 真奈, 五味 文 |
発行年月 | 2017/09 |
概要 | 目的:外転神経麻痺による大斜視角の内斜視に対し、A型ボツリヌス毒素(以下BTX-A)を併用した斜視手術を施行したところ、過矯正を経験したので報告する。症例:発症後5年以上経過した、正面視で遠見65プリズムジオプター(以下PD)の内斜視の76歳女性に、BTX-A 5単位注射を併用した6mmの内直筋後転術と外直筋短縮6mmを行った。術翌日、12PDの外斜視だったものが、術2週間後には66PDの外斜視と一過性の内転制限を来し、術6週間後に後転した内直筋を元の付着部まで戻し良好な眼位が得られた。結論:BTX-A併用の外眼筋手術は大角度の麻痺性斜視治療に有用であると考えられるが、予期せぬ過矯正により追加手術が必要となることがある。(著者抄録) |
文献番号 | RA11320013<Pre 医中誌> |