教員業績データベース |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 調節麻痺薬の使用に関する施設基準および副作用に関する調査:多施設共同研究 |
掲載誌名 | 正式名:日本眼科学会雑誌 ISSNコード:00290203 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 121(7),529-34頁 |
著者・共著者 | 若山 曉美, 仁科 幸子, 三木 淳司, 内海 隆, 菅澤 淳, 林 孝雄, 佐藤 美保, 木村 亜紀子, 不二門 尚 |
発行年月 | 2017/07 |
概要 | 目的:15歳以下の小児に対する調節麻痺薬使用に関する施設基準および副作用について検討する.対象と方法:日本弱視斜視学会理事および本学会に専門申請のあった眼科医が所属する178施設を対象にアンケート調査を実施した.結果:回収率は65.2%で,使用率はアトロピン硫酸塩では86.2%,シクロペントラート塩酸塩は96.6%であった.点眼方法は,アトロピン硫酸塩は1日2回7日間,濃度は0.50%または1.00%,1.00%のみ使用が合わせて72.0%を占めた.シクロペントラート塩酸塩は「5分間隔で2回点眼し60分後に検査を実施する」が多かった.副作用の経験は,アトロピン硫酸塩は84.5%(98/116施設)で主な症状は顔面紅潮,発熱,シクロペントラート塩酸塩は55.2%(64/116施設)で眠気,幻覚であった.結論:使用率は両薬剤ともに高く,副作用の経験はアトロピン硫酸塩が多いが,シクロペントラート塩酸塩でも半数以上が経験していた.(著者抄録) |
文献番号 | R724360003<Pre 医中誌> |