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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | イデベノン大量投与療法を行い,光干渉断層計にて経時的変化を捉えたレーベル遺伝性視神経症の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床眼科 ISSNコード:0370-5579 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 71(5),719-26頁 |
著者・共著者 | 松岡 貴大, 松永 寛美, 堀田 喜裕, 石川 裕人 |
発行年月 | 2017/05 |
概要 | 目的:イデベノンの大量投与を行ったレーベル遺伝性神経症の1例の報告。症例:51歳男性が2週間前からの右眼の視力障害で受診した。所見と経過:矯正視力は右0.04,左0.5であり,光干渉断層計で,両眼に視神経乳頭の耳側と下方の乳頭周囲網膜神経線維層の肥厚,右眼に神経線維層と神経節細胞層の菲薄化があった。ミトコンドリア遺伝子変異検査で11778変異があり,レーベル遺伝性神経症と診断した。コエンザイムQ10の誘導体であるイデベノンの大量投与を6ヵ月間行い,その6ヵ月間の経過を追った。神経線維層と神経節細胞層は徐々に菲薄化し,矯正視力は左右眼とも0.02に低下した。ハンフリー視野はいったん増悪し,以後改善の傾向を示した。結論:レーベル遺伝性神経症の診断と経過観察に,光干渉断層計による検査が有用であった。(著者抄録) |
文献番号 | R426140017<Pre 医中誌> |