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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 全身および口腔内に多発したカポジ肉腫の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本口腔腫瘍学会誌 ISSNコード:09155988 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 29(1),15-21頁 |
著者・共著者 | 野口 一馬, 川邊 睦記, 山根木 康嗣, 高岡 一樹, 岸本 裕充 |
発行年月 | 2017/03 |
概要 | カポジ肉腫(KS)は後天性免疫不全症候群(AIDS)患者に併発する代表的な悪性腫瘍であるが、本邦における報告は比較的少なく、特に口腔内にKSが発症した症例は少ない。われわれは口腔内に多発性に生じたKSの1例を経験したので文献的考察を含め報告する。患者は32歳の男性でAIDSと診断され、口腔内合併症の有無と上顎歯肉の無痛性腫瘤の精査を目的に受診した。患者は受診時にHIV-RNA:180,000copies/ml、CD4は27/μlでAIDSを発症しており、組織生検の結果、カポジ肉腫と診断された。さらに組織内のHHV-8も確認された。AIDSに対するART療法とカポジ肉腫に対するドキソルビシン内包PEGリポソームの投与により治療開始から3年以上、CRを維持している。(著者抄録) |
文献番号 | R322200003<Pre 医中誌> |